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あすか葬祭ブログ

【ブログ】知り合いが亡くなった時の話し。

最後の更新から大分時間が経ちましたが、久しぶりに投稿しようと思います。

ここから先の個人を特定出来るような情報は当然全て変更して、お伝えしていきます。

これはもう数か月前にはなるんですけど、以前、担当させていただいた方から電話が入りました。

弟が亡くなりました、今弟は警察署に居るのですが、どうしたら良いですか?

との内容でした。

警察にご遺体が運ばれた時というのは、医師が死亡原因の特定が出来ず死亡診断書を発行することが出来ないという場合か

自然死以外、または事故死などによりお亡くなりになられたか大きく分けて二つのパターンがほとんどです。

病院や施設で亡くなられた場合は基本的に医師がその場で死亡診断書を発行され、故人様のご移動が可能となりますが

警察に運ばれた場合はかなり変則的な動きになります。

これは亡くなられた時間にもよりますが、基本は翌日、その日の朝にならないとどういう時間軸で動くのか何も分かりません。

これは死体検案書、死亡診断書と同じ効力を持つ書類の発行をする監察医が何時に該当する警察署に来てくれるのか判明するのが

朝の9時30分から10時頃に決まる為です。

池袋警察署には15時頃行きます、この連絡がご遺族へきてからようやく時間軸が決まります。

基本的に葬儀屋は何時になるのか分からないので、何時になるのか待機しながら待つ訳です。

連絡が入ればその時間に合わせて寝台車の手配を行い、我々も向かいます。

今回は入電の段階から死後一か月程度経過と言う前情報があったので

ご遺体専用の消臭剤やその他備品も揃え、腐敗が進んでしまったご遺体を預かってくれる安置施設も予約しておきました。

警察署でご遺族様と合流し挨拶を済ませ、霊安室に故人様をお迎えに向かいました。

警察署の無機質な霊安室の真ん中に、グレーの納体シートにくるまれた故人様と対面しました。

この仕事をする上で私情を挟むか挟まないか、それがまた良い事なのか悪い事なのかは置いておいて

今回は思うことが少しありました、それは僕も知っている人だったからです。

やはり顔の知っている、ほんの少しの時間であっても関わったことのある人が亡くなるというのはとても悲しい出来事でした。

顔の判別は出来ましたが、体には大量に虫が湧き、本人もとても辛かったと思います。

故人様の確認が済み、通常ですとオムツを履かせ、持参した浴衣に着せ替えるというのが一般的な流れですが

腐敗が進み、ご遺体の損傷が激しい場合は着せ替えが困難なため納体シートごと棺へご納棺となります。

それと同時にご遺体専用の消臭剤を入れ、棺の四隅をガムテープで止めます。

これは斎場側からもお願いされていることで、少しでも臭気が漏れないようにするためです。

これをすることにより、ご遺族は故人様との対面はもう出来なくなってしまいます。

ただこのような状況の場合、葬儀屋側としては正直に状況をお伝えした上でどうしても対面したいという場合以外は対面を希望するご遺族はあまり居ません。

どうしても顔を見たいという気持ちもとても分かりますし、多分自分がその状況になった場合

対面を望む気はしますが、故人様のお気持ちとしてもきっと見られたくはないかもしれませんし

ご遺族の心境を考えると在りし日の姿のままお見送りしてさしあげるのが一番良いのではないかと、個人的には考えます。

警察署での納棺が済み、出発の準備が整うと安置所へと向かいます。

状況により火葬場の霊安室へ安置が出来る可能性もありますが、都内で我々のよく使う落合斎場などでは保冷庫の中が一体となっているため

腐敗が進んでしまっているとその臭気が充満してしまい、斎場側からクレームが入ってしまうことがあるため

ちゃんと預かってもらえる施設へお連れし安置をします。

大抵このような状態の場合、早めの火葬となりますのですぐに火葬場の予約と見積もりを提示し当日を迎えます。

ここまで進めば通常通り火葬されて終了となりますが、当然棺の蓋をお開けして副葬品などを入れてあげることも叶わないので

出来ることと言えば蓋の上に花束を置いてあげることぐらいです。

これが寂しいかどうかは、花束も置かないことも多々あるので個人の判断となりますが

今回のような場合はすることがそもそも出来ないので、故人様に対して思いが強い方などは本当に辛い経験として一生心に残ってしまいます。

亡くなり方は選べないですし、どれだけ裕福であっても困窮していたとしてもこうなってしまう可能性は少なからずありますので

家族関係など色々な状況もあるとは思いますが

ちゃんとコミュニケーションを取れる方が身近に居てくれると安心できると思いますので

他人の僕が言うのはなんですが、そうなってくれたら良いなと思います。

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